アーチネット株式会社

FIC カタログ

 FIC(Function Image Compression)とは、離散点P(X,Y,Z)から関数 F(P)を生成する関数であるCSRBF(Compactly-Supported Radial Basis Functions)を使用することで表面を再構成する画像圧縮方式である。

    特徴

・可逆圧縮
 画像をFICに圧縮変換し、データサイズを小さくすることができる。
 その後もとの画像形式に戻しても劣化させずに復元することで、例えばネットワーク配信に適したサイズで劣化させずに送ることが可能となる。

 送信側がFICで圧縮し、ネットワーク上ではコンパクトにしたサイズのデータを送る。
 受信側ではデコードを行い、元の画像を復元する。
 
・解像度変換
 FICは解像度を任意に変化させることが可能であり、元の画像の拡大・縮小が可能となる。

・ズーミング機能
 シャギーやブロックノイズを発生させることなく画像の一部を拡大・縮小することが可能である。
 見たいところをズームさせて詳しく見ることができる。

・JPEGとの比較
 JPEGは非可逆圧縮方式を採用。
 非可逆圧縮は圧縮する割合が大きくなるにつれて失われるデータが多くなるため画像劣化を引き起こす。
 さらに、編集を繰り返すたびに元画像のデータを失うため、劣化が進行し拡大、縮小時にブロックノイズやシャギーが発生する。

・JPEG編集による劣化(レタッチ)

・ブロックノイズ


    FICの応用例

 また、デジタル保存することでデータベース化が可能になり管理が容易になり、要求する情報をすばやく取り出せ、遠隔地の医療現場への送信も可能。

・携帯電話での応用
 携帯電話で撮影した画像の、ネットワークやPCへの転送、プリンタによる印刷などに適した解像度への変換。
 
・デジタルカメラでの応用
 JPEGと異なり、可逆圧縮方式のためレタッチ時の画像劣化を防ぐ。
 劣化せずに圧縮されるため、非圧縮であるTIFFに比べデータサイズが小さくて済む。
 
・地図画像での応用
 航空写真などのデータサイズの大きい画像はデータベース化するにあたって、そのままのデータサイズでは都合が悪い。
 さらに、解像度を変化させて編集・加工を行う場合がある。
 そのような場合でもブロックノイズなどが発生せず、また可逆圧縮により保存データサイズを劣化させずに小さくすることが可能。
 
・医療画像での応用
 従来のカルテやレントゲン写真をデジタル保存することで、保管が容易になる。
 
・3次元画像での応用
 FICは3次元データの圧縮率が高いことが期待されるため、3Dスキャナ等で取り込んだ人物や物体のデータを取り扱う上で劣化を起こさずにデータサイズを小さくして保存することが可能。
 
 人体計測データベース
 美術品のデジタル保存
 WEB・プレゼンテーション・電子カタログ
 CG解析・シミュレーション
 など