アーチネット株式会社

FICの概要

 FIC(Function Image Compression)は、次世代画像圧縮高度先端技術として産官学提携プロジェクトにより国の補助金を得て、東京工業大学 理工学研究科 萩原研究室とアーチネット株式会社との共同研究開発事業により開発された商品です。
 本商品は、ネットワーク配信に適した次世代画像圧縮フォーマットとして日本発、世界標準を視野に入れた研究開発商品です。
 (日本国及び米国に特許出願済み)
 
 情報のネットワーク化が急速に進むにつれ、デジタルデータとしての画像情報は広く普及しています。
 画像を取り扱う入出力デバイスには、パソコンのディスプレイ、デジタルカメラ、カメラ付携帯電話、プリンタ、スキャナなど様々な解像度のものがあり、それぞれの性能を生かすためには、解像度変換(拡大/縮小)を個々に行う必要があります。
 FICはそれぞれの入出力デバイスに適した高精度な解像度変換が可能です。

  一般的な画像の解像度変換法

 現在、画像の解像度変換には二アレストネイバー法、バイリニア法、ハイキュービック法が一般に使われています。
 これらの画像補間法は処理速度が速く容易に利用できますが、精度が十分とは言えません。
 
「ニアレストネイバー法」
 単純にピクセルを増減する、単純間引き水増し補間するため、原画像のコントラストは保たれますが、シャギー(ギザつき)が目立つ欠点があります。
 
「バイリニア法、ハイキュービック法」
 周辺の複数のピクセルから輝度情報参照し諧調値を計算して新たなピクセルを作り出すため、処理時間が長くなります。
 平滑化の効果が得られシャギーは発生しませんが暗曇とした拡大画像になってしまう欠点があります。

  現在の画像圧縮

 現存する画像圧縮形式にはJPEG形式、TIFF形式、BMP形式等があります。
 これらの形式はデータをピクセル毎に保存しており、解像度変換毎に画像補間法を用いて計算する必要があります。
 特にJPEG形式は、一般に非可逆圧縮のため解像度変換をして画像を保存する度に画像は劣化します。
 従来の画像圧縮形式では、画像は解像度変換毎に画像補間法に依存し、また、保存する毎に圧縮形式に依存して画像劣化を起こします。
 即ち、従来の画像圧縮形式はインターネット等のネットワーク配信で画像を様々な解像度のデバイスに配信するには適したものとは言えません。

  FICの特徴、画像圧縮と解像度変換を同時に行います

「画像を拡大/縮小しても品質が劣化しないフォーマットFIC」
 自由な倍率で品質が劣化しない高精度な解像度変換が可能となり、多様なデバイス性能を十分に生かした高詳細画像を出力できます。
 更に、画像圧縮を繰り返し行っても劣化の少ない画像圧縮形式であるため、画像を圧縮しネットワークの配信後拡大しても画像の劣化は起こさず高精細な画像が利用できます。
 画像補間と画像圧縮を同時に可能とした新しい画像圧縮フォーマットとしてFICは必要不可欠な技術商品として活用が期待されています。
 
「FICの技術手法」
 函数表現手法「CSRBF」にウェーブレット変換の多重解像度解析を組み込むことにより高速函数計算を可能とし、任意解像度への変換を精度良く、かつ高速に計算処理できる特徴があります。
 「CSRBF」は三次元の立体画像の表現にも優れております。

  FICを生かした利用形態分野

◆ 航空地図の拡大/縮小
◆ 携帯電話有料コンテンツ配信
◆ アニメーション画像の拡大/縮小、中間現画像の自動作成
◆ 電子カルテの圧縮保存及び配信、医用画像の圧縮保存及び配信
◆ デジタルカメラ撮影後の現像保存及び編集保存
◆ 衛星画像の圧縮及び配信
◆ 防犯用画像の圧縮保存、拡大利用
◆ 美術品のデジタル保存
◆ WEB、プレゼン、電子カタログの保存
◆ CG解析、シミュレーション

  次世代画像フォーマット FIC(Function Image Compression)

 高速関数化手法CSRBFを用いて画像を関数表現化した、画像のズーム、ネットワーク配信に適した次世代画像フォーマットです。

◆ 次世代画像 ◆
・画像のデジタル化をより高度に!
・データ化をよりコンパクトに!
・携帯電話、デジタルカメラへ!

◆ Point ◆

・画像のズームに適したフォーマット
・画像劣化のない高速処理
・小さいデータで保存効率アップ
・関数化技術で自由な拡大/縮小